さぁ、行こう。君に会いに。 最低限の山岳道具と食料、ライフル、そして少量の銃弾。 一撃で仕留めるつもりだからこれでいい・・・ 大学卒業後、フリーターで気楽に生きる見神北斗（みかみほくと）は、ある日山の中で猟師として逞しく自活している女の子とに出会う。ひょんな事から共同生活を始める二人。あまりにかけ離れた世界を持つ彼女に反発しつつも、少しずつ惹かれていく見神。 自然は彼に、惜しみなく多くのものをもたらせる。 生まれて初めて知る愛、自然を相手どり、己が命を貫くという、都会の喧騒の中では決して味わえない充実感。 そして 本当の哀しみを。

　ゆっくりと始まった片想いは突然、ひょんなことから大きく動き出す——。 　私立女子校に通う琴音は、隣の男子校・海鳴高校の男子へ想いを伝える勇気を出すために、お店で友人たちに初恋のことを打ち明けた。 「彼は海鳴高校二年二組、剣道部のタナカイチロー君です」 「ん？　俺がなんですか？」 　声がした方向に顔を上げたら、衝撃的なことに初恋の彼が立っていた。 　慌てながらもチャンスだと勇気を振り絞り、連絡先を入手することに成功。ここから少しずつ親しくなろうと意気込むも、またしてもこの恋は急展開。 「これって仲良くなったら付き合いたい的なことですか？」 「そういうことでお願いします」 「そういうことって言うならその、あの、間は飛ばして……付き合って下さい」 　都合の良すぎる展開に、琴音の頭上にハテナが飛び交う。 　学園もののドラマや漫画で男子が『可愛い彼女が欲しいー』と言うのは定番なので、自分は彼に可愛い女子という評価をつけてもらえたと結論づける。 　こうして、まだ話したことのない初恋の人との交際がスタートした。 　どうやらこの恋の急展開には理由があり、田中一朗には秘密があるようで……。 　さらに二人の恋は歯車となり、他の運命——別の恋や友情も次々と動かしていく。

バイセクシュアルで既婚者であるＯＬ、綺羅星夕陽。 彼女は、お得意先との関係を良好に維持したい会長からの命を受け、名家の引きこもりご令嬢、藤光千花の立ち直りを手伝うことになる。 初めは、自分はカウンセラーではないのだが…と乗り気でなかった夕陽だったが、前職の経験や世話好きな性格、そしてなにより、千花自身の魅力的な性格に惹かれたことで、真剣に千花のことを支えようと考えるようになった。 いくらかの月日が流れ、とうとう千花が社会に足を踏み出そうと言うとき、夕陽は彼女から、「友だちになってほしい」とお願いされる。 千花との関係を続けたかった夕陽はそれを快諾する。 だが、夕陽自身、自分の中にある千花への想いに恋愛感情が含まれていることに気づいていて、ある日、ドライブをしている途中、とうとうそれを抑えきれなくなるのだが…。

タイトル通りのお話になります。

少年は全てを持っていた。 野球の才能も、人付き合いの上手さも、様々な事に対する器用さも。 しかし、その全てが頂点には届かぬ才能であった。 だが、少年はそれを悔しいと思う事は無かった。 腹が立つ事もなく、どうしても欲しいと思う事もなかった。 そう。 少年はそんな小さな事を気にせずとも、大切な仲間達がいたからだ。 心を通わせた友たちが居たからだ。 それでも。 少年には、とても欲しい物があった。 恋人である。 イチャイチャ出来る……恋人である。 全１０話 完結済み 3日に1話更新予定（12時頃投稿予定） ☆☆本作は願いシリーズと銘打っておりますが、世界観を共有しているだけですので、単独でも楽しめる作品となっております。☆☆ その為、特に気にせずお読みいただけますと幸いです。

ある日、ある高校に入学した柊には前世の記憶があった。 その前世では愛しの妻と娘を残して死んでしまい、今でもそのことを後悔している。 そんな最中教室で指定された席に着いてホームルームが始まるのを待っていると、隣にとてつもない美貌を備えた少女が席に着いた。 柊は一瞬にして彼女の虜になってしまい、直後にある考えを巡らせた。 （もしかして、前世の…）柊はあの時共に過ごした彼女と今目の前にいる彼女を重ねてしまうが、そんなことはあるはずがない。 この世界で産まれた時から柊はあの妻とまた結ばれたいということだけを望んできたため彼女との接触は控えるように心に決めた。 だがそんなにうまくいくことはなく、隣にいる彼女はどこか期待に満ちた目でこう質問してくる。 「私たち、どこかで会ったことがある？」と。

もしもの話だが自分に美人の幼馴染がいて、それでいてその幼馴染の家が近く幼い頃から自分の家に入り浸られていたとして、この話が創作であるのであれば、ほとんどのお話ではその幼馴染と結ばれ、何なら主人公を取り合う別の美少女が現れてより一層騒がしい毎日へとなるだろう。しかしあくまでその話は創作物であることが条件なのだ。ということはたとえ、自分に前提した条件のような幼馴染がいたとしてもそれは創作物ではないことから結ばれることもないのだと僕は思う。

これは、うたかたの少女時代の夢……。黄金に輝いていた日々への鎮魂歌。失われた友情。そして禁じられた愛。 この物語は、数多くのフォロワーを生んだ伝説の連載、『さよなら少女壊滅戦争』の2次創作、ならぬ作者自身による4次元創作（て、なに？）です。つまり……待ちに待った続編の、いよいよ開幕です！ 《注意》これは『さよなら少女壊滅戦争』をお読みでない方でも楽しめる作品ですが、 前作の重大なネタバレを含んだり、含まなかったりします。本作を読んで、面白いと感じた方は、どうぞ、同時進行でも構いませんので、前作『さよなら少女壊滅戦争』煩悩全108エピソードも覗いてみてください。今なら全話、無常です！ さて？充分にカルマがたまったところで、レッツ裸ゴー！ いつも偉そうにしているクラスの女子が、まさかの林間（リンカー）寝ーションしちゃったよ！ さあ、輪廻転生はっじまるよ～！

「なんでダメなんですか！！！」 自称未来のジャーナリスト男子高校生・水原勇樹（みずはらゆうき）は、生徒会室の前を通ったときに中から女子生徒の怒鳴り声を聞いてしまう。 そして、生徒会室から飛び出してきた女子と激突。その子は数年ぶりに再会した幼なじみの「山村陽佳里（やまむらひかり）だった。 学ランを着て応援団活動をしたいというカワイイ幼なじみとの再開から始まる水原勇樹の青春物語。 生徒会室で怒鳴っていた理由を聞くと、山村は廃部になっていた応援団を復活させたいのだという。水原は幼なじみのよしみと成り行きで応援団設立の申請書作成を手伝うことに。しかし、突然山村は涙を流して帰ってしまった。山村を傷つけたと思った水原は、山村に謝罪の電話をかける。そして応援団は、死んだ山村のお父さんへの憧れであり、父娘の絆でもあると知らされる。 申請書の作成だけを手伝うつもりだった水原だったが、活発で物怖じしない山村の勢いにのせられて、なし崩し的に応援団の活動を一緒にすることとなってしまった。 申請書ができあがったので、顧問になってくれる先生捜しを開始。友人の雨宮シンジから、国語の見園（みその）久美先生が良いんじゃないかとアドバイスを受ける。 見園久美先生は２０代半ばの国語教師だ。どこか謎めいた魅力のある見園は、生徒達の青春ラブストーリーを見守ることを楽しみにする。しかし、見園の大人の色気は、男子高校生にとってつむじ風の到来を予感させた。 申請書も完成し顧問も決まったので、正式に応援団が設立された。早速部員の募集をすると、小動物系少女の仲山眞琴が応募してきた。そして突然泣き出す仲山。 それぞれの秘めた想いを乗せて、青陽高校応援団メンバーは青春の海へこぎ出していく。

入学式で一目惚れした「あの子」のために、秀紀は部員の少ない合唱部へ入った。ゆるくてふわふわした合唱部の話が、始まります。

　初恋の人を追いかけて、私立クリスティ学園中等部に入学した後野茉理。でもこの学校はなんと日本に現存する魔族の学校だった！　曲者ぞろいの生徒会役員に目をつけられ、波乱万丈の中学生活が始まる。初恋の人とは無事に再会出来るのか。魔法飛び交う学園の中、茉理を待つ運命の出会いとは――。 　今回の作品は、恋愛度２：魔法５：ユーモア３の割合です。 　一応学園物です。（でもこんな学校があったら、かなり嫌かも） 　全年齢閲覧可能ですが文部省推薦図書ではありません。よって少々、いやかなりのお目汚し部分があることをご了承ください。

【レズ小説】 東京の小さな会社に就職して三ヶ月の伊吹さと美は、毎朝必ず一番早く出勤する。それは、二番目に出勤してくる田沼さんと二人きりになれる朝の時間を過ごすためだった。 短めな足と大きめなお尻、小柄な身長にしてはちょっと肉づきのいい体。清潔感のある黒髪ショートに黒ぶちメガネをかけ、態度は常にそっけない。仕事には誰より真面目で節約主義。そして、何よりとことん付き合いの悪い田沼さん……。 ちょっと変わった田沼さんだけど、そんな田沼さんを纏うすべてが、伊吹には運命的にたまらなくツボなのだった。 試行錯誤してなんとか少しづつ距離を詰めようとする中、信じがたい田沼さんの秘密を知り……。 ガチガチに堅いガードを突破して、伊吹は大好きな田沼さんを振り向かせることが出来るのか…！？

「キミがどこに行くか、知ってないと落ち着かないんだ」 「……え、いやそれ、ストーカーの台詞だからね？」 ブロンドの髪にグレーグリーンの瞳、精巧な顔つき。鍛え抜かれた体に穏やかな声と笑顔の彼は、マンションの隣人。ひょんなことから出会った2人は、運命のように様々な関係性を持っていく。 ぐいぐい自分の生活に入り込んでくる外国人の彼に、辟易としていた結衣。ある日、彼に助けられたことから彼への見方が変わり…。 過去への経験から永遠の愛を信じない結衣。 かたや情熱的で執着的な愛情を持つエリオット。 隣人の2人が幸せを掴む物語。 ・外国人年上イケメン×年下女性 ・連載中。 ・誤字脱字等、見つけ次第修正します。 ・拙い文章ですが、それでも大丈夫！と言う方向けになります。 ・英語の表記や翻訳に関してはAIに相談をしてます。 ※この物語はフィクションです。全て架空のものであり、類似する表現等があっても現実とは一切関係ありません。 上記ご理解のうえ、お楽しみいただけると幸いです。 ※よろしければブクマ・評価・感想などいただけると大変励みになります！

　無気力男子高校生が、服従カードを使って気になる女の子を陰ながら助けるお話。 　男子高校生が天使から”服従カード”を渡される。所有者は30日後に地獄へ行くという事で、余生はカードで好き勝手やる事を薦められた。が、彼は健全ではなかった為、えっちい事に全く興味がなく、おまけに無気力という超絶つまらない要素持ち。そんな彼はある日、いつも気にしている女子が元気のない事に気づく。そこで彼女に再び元気になってもらう為にカードを使う事にした。ところがこのカード、案外縛りが多くて使いにくい。果たして彼は彼女を元気にする事ができるのか？

高校一年生の真絃（まいと）は、名前も知らない先輩から、「手伝ってほしいことがある」と突然言われる。そして、先輩に指定された場所へ真絃が行くと、信じられない光景を目にする……。

小学３年生の女の子が、母の妹に恋をした。 星野未来（ほしのみく）は、母の妹である水瀬沙織（みなせさおり）に恋をした。 出会ったとき、未来は８歳。 沙織は２０歳の大学生だった。 優しくて、少し不器用で、どこか寂しそうなその人が好きな人は、私ではなく…私の「母」だった。 一生でたったひとつの初恋。 言葉にできない想いを抱えたまま、少女は季節を重ねていく。 あなたは私の叔母で。 あなたは私と同性で。 あなたは私と１２歳も歳が離れていて。 あなたが好きな人は…私じゃなくて。 それでも、この初恋を諦めることは出来なかった。 これは、ひとりの少女の、恋のはじまりと記憶の物語。

異世界でもチートでもない。 ただの大学生たちの、ちょっと特別な日々のお話。 北海道のとある街にある最北大学。 その大学の「学生事務局」は、イベント運営と人間模様でできている。 ――笑って、悩んで、夜更かしして。 誰かを支え、支えられて生きていく大学生たち。 これは、そんな彼らの青い春と日常を描くラブコメ群像劇（になるといいな）。 基本は楽しく。要所はしっとりを目指しています。 書き溜めが尽きるまでは、毎日18:00更新予定です。

ーー僕は親の言いなりで、つまりはただの作品だったーー 泉田春の人生は、生まれた時から決められていた。物心ついた頃にはすでに、元バドミントン選手だった父親に連れられて、厳しい練習漬けの日々。友達と遊ぶ時間もなく、何か別のことをやってみたいという、そんな意思を持つことすら許されない。将来は有名な選手になるために、ただそれだけのために、すべての時間を費やす日々を送ってきた。成長して高校生になった春は、自分の父親が、この世の何よりも嫌いになっていた。唯一の近しい存在である幼馴染も、春の気持ちを理解してくれない。春が将来有名な選手になると、盲目的に信じている幼馴染は、父親と一緒に練習を促してくる。自分の全てを他人に決められ、まるで制作物にでもされているかのような孤独な日々。だがそんな春の人生は、自分と同じ境遇の少女と出会ったことで、大きく変わっていくことになる。

異世界転生をした主人公は前世とは異なる男女比逆転世界に転生してしまった。 前世DT第2の人生を新たに全力で満喫します！ ※不定期更新です

「好きなカードで戦いたい――それは遊びでも、ただのファン心でもない！」 幼い頃から塾に通わされ、自由とは無縁だった高坂和夢。 唯一の楽しみだったカードゲーム『レジェンドレコード』も、大切なお姉さんとの別れをきっかけに離れてしまう。 しかし、新しい学園に入学し偶然立ち寄ったカードショップ「バロック」で、彼の物語は再び動き出す。 金髪のお嬢様・天城エレナ、毒舌家の七瀬蓮、可愛いもの好きの桜井明日香―― 個性豊かな仲間たちとの交流が、和夢に“自分だけのデッキ”を作る楽しさを教えてくれる。 これは、少しだけ特別なカードと、いつもの放課後を過ごす物語。